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レス数が1000を超えています。残念ながら全部は表示しません。

IP パケット − はるかなる旅

1 :1 :01/11/10 15:20
おれの名は IP パケット。
生まれは東京都内のあるビルの中。

これから太平洋を越えて、某米国企業のメールサーバまで、
長い航海のはじまりだ。

52 :50 :01/11/24 20:07
えっ。俺も?俺はただ49に消えろって、言いたかっただけの1ファンなのに。

53 :名無しさん@お腹いっぱい。 :01/11/24 20:10
たぶん>>49はsedを知らないと思われ

54 :名無しさん@お腹いっぱい。 :01/11/24 20:10
>>49じゃないや>>51

55 :51 :01/11/24 20:21
>>50
わりい、間違えた
逝ってきます

56 :名無しさん@お腹いっぱい。 :01/11/24 20:33
(゚Д゚)ハア?
痛いところつかれて反論のしようがなくて脂汗流して全身から湯気を立ち上らせて
フ゛ハアフ゛ハア言いながら悔しがってるくせに「消えてくれ」などと冷静を
装いつつもやっぱり頭が悪いから全然意味不明で的はずれの文章しか書けない君は
さらに嘲笑されて悔しさのあまりトンカチでバスの乗客に襲いかかる前に
職場のベルトコンベアに巻き込まれて汚い汁と脂をまき散らしつつ同僚の冷たい視線を
浴びながら他界すればあ?

57 :名無しさん@お腹いっぱい。 :01/11/24 22:21
2chで長い文章読むのって疲れるね。。。

58 :51 :01/11/24 22:35
>>55 いや、俺の方こそ、まぎらわしくてすまん。かえってスレ汚しちゃった。

1さん、あなたのファンは多い。>>44での気持ちもわかるけど、絶対名作だ。
連続アップは大変だと思うけど、気長に待ってるよ。

59 :1 :01/11/25 02:09
そろそろパケットロスしそうです (w
自分、実はネットワークはLANしか知らないんで
その先はサッパリ知らないのよね。他の人も続けてよ。
ネットワーク板で募集すればだれか来てくれるかなあ。

60 :名無しさん@お腹いっぱい。 :01/11/25 13:12
こういうテーマで物語を書けるレベルの知識って相当勉強しなくちゃいけないの
かな。どの辺の参考書がいいんだろう?

61 :名無しさん@お腹いっぱい。 :01/11/26 02:43
http://slashdot.jp/article.pl?sid=01/11/20/0714207&mode=nested
間違ってもここに行くなよ(w

62 :61 :01/11/26 02:47
ガイシュツだった。スマソ

63 :名無しさん@お腹いっぱい。 :01/11/26 03:44
ブックマークしとくから続けてよー

64 :ニュースサイトから来たんだけど :01/11/26 04:34
ウーム。こんな面白いズレも珍しいのになんで荒らす奴が居るんだろ。
板違い〜俺はマジつまんない〜終了〜
悲しいね

65 :名無しさん@お腹いっぱい。 :01/11/26 05:00
おもろいよ。続けてくれ。

66 :I is a hacker :01/11/26 11:03
>>1
ネットワーク板に移行してもちゃんと巡回しますので
よろしくお願いします。

67 :名無しさん@お腹いっぱい。 :01/11/26 11:19
>1
なかなか良い事言うねぇ〜

===========  終了  ===============
たくさんのレスありがとうございました。

68 :名無しさん@お腹いっぱい。 :01/11/26 16:59
続編期待安芸

69 :名無しさん@お腹いっぱい。 :01/11/26 18:45
ある本からの引用を>>1に捧げます。


   面白さは全てに優先する。

70 :名無しさん@お腹いっぱい。 :01/11/27 01:15
TTLは43でした

71 :名無しさん@お腹いっぱい。 :01/11/27 21:27
1ほどうまく出来るか自信ないが:

さらに進むと、所在なげに煙草を吸いながら中年女が座っていた。
髪の毛を真っ赤に染め、厚化粧で顔を塗り固めた太った女だ
「また、新入りが来たね。服を脱ぎナ」
おれは女をにらみつけた。嫌な感じの女だ。
「なんだい、その顔は!ここじゃあたしが法律なんだよ!」
女は乱暴に言って、プハーっと煙草の煙をおれにふきかけた。

72 :名無しさん@お腹いっぱい。 :01/11/27 21:31
「あたしだって好き好んで脱がすんじゃないのさ」
口元をゆがめながら女は説明した
「あんたの体のどこかにエラーがないのか見てるのさ」
おれはだまって、シャツを脱ぎ、上半身を女に見せた
「フン、どうやら変なところはないようだね」

73 :71 :01/11/27 21:43
「いいかい、これから言うことをよくお聞き」
シャツに袖を通すおれに、中年女の説明がはじまった。
「あんたは、これからしばらく自分がIPパケットである
ことを隠さなきゃならないのサ」
女が何を言い出したのか理解できずに俺は、女を見つめた
「あんたは、しばらくレイヤ2のフレームになるのさ
なんたって、ここはフレームリレーの入り口なんだからね」
女はそういって面倒くさそうに上を向いた

74 :71 :01/11/27 21:55
「いいか、このマスクをかぶりな。そして、途中で
誰かに聞かれたら、『おれはフレームだ』って言い張るんだ」
仕方なく、おれは女に渡されたマスクをかぶった。
「あたしが若くて、あんたらIP一族が来る前はねぇ」
女はため息をついた。
「フレームリレーって言えば、昔は花形だったんだよぉ」
悪いがおれは昔話には興味がなかた。おれは先を急ごうとした。

75 :71 :01/11/27 22:03
「待ちな。慌てるんじゃないよ」女が乱暴におれを呼び止めた。
「『マスクを脱ぎなさい』って言われるまで、脱いじゃダメだよ」

おれは女に聞いた。

「誰が言ってくれるんだ?」
「向こうに、あたしとまったく同じ姿と声をした女がいるサ」

女は答えた。そして、女がどーんとおれの背中を押した。
おれはフレームリレー回線という未知の世界に足を踏み出した。

76 :71 :01/11/27 22:27
回線の中は、すでに「フレーム」たちで混雑していた。

誰もが、マスクをかぶって、ただ黙々とゴールを目指している。
おれも彼らにならって、その列の最後尾についた。その時

「もしかして、あなたもパケットですか?」

奇妙におどおどした声が背後からした。

77 :寡黙なフレーム :01/11/27 22:31
(a)(g)(e)

78 :71 :01/11/27 22:36
おれは黙って、振り返った。そこには、おれと同じような
マスクをかぶっているが、やけにおどおどしたヤツが立っていた。

「ぼく、ここ初めてなんです。みんなマスクしてて、不安で」

おれは、そんなヤツを無視した。こいつがおれの
敵ではないという保証は、この『外部』ではないのだ。

「フレームって可変長だから付いていってもいいですよね。」

おれは黙って歩き出した。

79 :71 :01/11/27 22:47
「ぼくって実は、RTSPなんです。ほら、画像や音声を流すための」

ヤツは、おれの背後で切れ間なくしゃべり続けた。

「みんな、HTTPかSMTPじゃないですか!?だから少数派だし、
兄弟たちともはぐれて、道中ずっと寂しくって。。。」

こいつ、実は、壊れているんじゃないのか?おれの心の中に、
危惧の念が浮かんだ。もしかして、あの女、エラーを見逃し
たのか?

「おい、お前らフレームか?」

横からいきなり、野太い声がおれたちを呼んだ。

80 :名無しさん@XEmacs :01/11/27 22:55
応援age

81 :名無しさん@お腹いっぱい。 :01/11/27 22:57
(すごいー。感激、あげ。)

82 :名無しさん@お腹いっぱい。 :01/11/27 23:01
続きがすごく気になる (w

83 :71 :01/11/27 23:02
「フレームだ。間違いない」

そう答えて、おれが振り返るとそこにはいかつい顔をした門番がいた。

「フン」門番は鼻を鳴らすと、続けた「確認させてもらおう。
まずは、DLCIを見せろ」

おれはDLCIを渡した。門番はおれのDLCIをじっくりと確認した

「どうやら、間違いないようだ。次にチェックサムを見せろ」

おれはチェックサムを渡した。

「どうやら、間違いないようだ。行け!」

おれは少しほっとしながら前に進もうとした。

84 :71 :01/11/27 23:11
「お前はフレームか?」

門番の声が、おれの背後でした。ヤツが問い詰められていた。
ヤツのおびえきった声があたりに響いた。

「ぼくはRSTPで、怪しいものじゃありません!!
兄弟たちにはぐれて、少し迷っていますが、悪いことは
していません!!」

必死の弁明を打ち消すかのように、門番の声が厳かに響いた。

「だが、お前はフレームではない」

おれは思わず、目をつぶった。

85 :ななーし :01/11/27 23:13
[感激age]

86 :71 :01/11/27 23:22
門番は続けた。

「フレームでないものは廃棄する」

そして、おれの背後で激しく叩きつけるような音がした。
振り返ると、ヤツが門番に鷲掴みにされ、壁に叩きつけられて
いた。

ヤツの体から、データを含んだペイロードがぽろぽろとこぼれ
落ちた。行き先に無事に到着すれば、音声か画像を構成する
はずであった体が、無残に0と1に分解されていく。

87 :71 :01/11/27 23:30
なおも門番はヤツを壁に叩きつける

「止めろ」

おれは思わず、門番に叫んだ。

「コレガ、オレノシゴトダ、邪魔スルナ」

門番がおれをにらんだ

「もう必要ない」おれは言って、静かに首を振った。

「だって、もう死んでいる」

88 :71 :01/11/27 23:42
フレームリレー回線の最後にはまた中年の女がいた。
最初に見たのとまったくそっくりな女だ。

「マスクを脱ぎナ」

マスクを脱いで、女に渡しながらおれは言った。

「そっくりだな。」
「みんなそ言うのサ。やってることは逆なんだけどネ」

おれが不思議そうな顔をしたに違いない。女は続けた。

「あっちはマスクをかぶせる役、こっちは脱がせる役サ」
「なんていう名前なんだ?」

おれは聞いてみた。

「もう若い頃のことはわすれちゃったわヨ。。。。。
そういえば、FRAD、Frame Relay Assenbly Deaseblyって
言ったかナ」

89 :71 :01/11/27 23:52
おれは女に聞いた。

「ここはどこだ?」

女は答えた。

「バックボーンに入る、一歩手前さ。」
「まだ先があるのか?」

女は笑った。

「あたしのようなレイヤ2は自分の身の回りしか分からない
んだけど、もっと先は長いらしいよ。あんたはIPパケット、
レイヤ3だからもっと先まで行くんでしょ?」

そして、女は先を指差した。その先には、まだ未知なる
世界が広がっていた。

90 :71 :01/11/27 23:56
#フレームリレー編おしまい。

お次、誰かよろしく。漏れは寝るw)

91 :名無しさん@お腹いっぱい。 :01/11/27 23:59
>>90
ぱちぱちぱち。感動したよ。お疲れさん。

92 :91 :01/11/28 00:01
↑なんか、こうして見ると煽りみたいに見えるけど、違うよ。
まじに、よかったよ。

93 :71 :01/11/28 00:12
71です。

>>91 ありがと。

>> all 長くてスマソ。それでも読んでくれたひと感謝
ついでに、1にも感謝。

94 :名無しさん@XEmacs :01/11/28 00:13
おつかれっす。おもしろいよこれ。

95 :名無しさん@お腹いっぱい。 :01/11/28 00:20
>>71
おもしろかったよ
続きの バックボーン編 たのしみです

96 :名無しさん@お腹いっぱい。 :01/11/28 00:22
イイ!!うまいねー。

97 :名無しさん@お腹いっぱい。 :01/11/28 00:53
名スレの予感

98 :1 :01/11/28 02:08
感激した。すばらしい! >>71

でももう自分には技術的に手が出ない領域の話になってます (泣
心理描写とかできる範囲で書きますんで、よろしく!

99 :名無しさん@お腹いっぱい。 :01/11/28 02:16
バックボーンが伝書鳩(RFC1149準拠)だったりしたら笑う。

100 :1 :01/11/28 02:32
ああ、そういうネタはありだったかも。
「ヒゲづらの男が紙に印刷されたおれを…」以下略

101 :71 :01/11/28 10:26
71です。反応が遅れてスマソ。

>> 1
1に「感激した」と書かれると、逆に恐縮してしまう(w

正直、漏れ自身が1の大ファンです。このスレも1がはじめてくれて、
それをみんなが育てていたから参加したので。すごいぞ>2ちゃんのみんな

>>99, 1
「はるかなる旅」だから、そいうのもありかと(w

102 :I is a hacker :01/11/28 10:51
立候補!!
したいけど、今RFC読み始めたばかりなので、他の人が先に書いたら諦めます。

103 :名無しさん@お腹いっぱい。 :01/11/28 11:35
>>102
I is はねぇだろ。という野暮な事は言わないから頑張ってくれ。

104 :名無しさん@お腹いっぱい。 :01/11/28 14:12
オモロイ

105 :名無しさん@お腹いっぱい。 :01/11/28 18:06
>>103
I is....のくだりは、ある人が使ってたのを面白がって使ってたんだろう。多分。
ネットワーカー研究所のあたりで、説明があったと思う。
2chでこれを利用した他のネタとしては、「You is ドキュン」っつーのがあったが。

106 :名無しさん@お腹いっぱい。 :01/11/28 19:08
>>101

はるかなる旅なら、衛星通信としゃれ込むのもよいかも。

ところで、1や71が素晴らしいのは確かだが、
俺は>>8のスレの流れを意識した粋なツッコミが好き。

107 :名無しさん@お腹いっぱい。 :01/11/28 20:32
そういうことなら 70 もポイント高いね。

108 :休憩がわりにちょっと外伝を :01/11/28 23:42
「だめじゃだめじゃ。絶対にお前が外へ行くことは許さん」
「じいちゃん。たのむよ。俺はどうしても行きたいんだ」
「なぜ今の人たちは、他のセグメントに出たがるのかのう。昔はもっと平和
じゃった。行きかうパケットは皆、素性が知れたこのセグメントの者だけじゃっ
たもんじゃ。そりゃたまにはIPXの連中とはいがみあったこともある。しかし、
どこの奴とも知れん変なパケットが紛れこんでくることなぞ一切なかった」
「じいちゃん、CATVのファイル共有見て決めつけちゃだめだよ。だいたい、そ
んなこと言ったって今はXPの時代だよ、NETBEUIをインストールしてあるマシ
ンなんてどこにも無いよ」
「お前は外の世界の恐しさを知らんのじゃ。お前の父親のNBTがどうなったか
聞いておるだろ」
「ああ、俺たちを捨てて勝手に出て行ったあのくそ親父だろ」
「違う、違う。あいつは望んで出ていったわけじゃない。あいつはダイアルアッ
プルータのタコ管理者がフィルターを設定しなかったために、何の準備もなく
外へ引っぱり出されてしまったのじゃ。それも、192.168.x.xのままでな」
「え!?。何だって?マスカレードもNATもされないで放り出されちゃったの?」
「そうじゃよ。だから、あいつはどこへ行ってもプライベートアドレスだと笑
いものにされて、行き場所もなくのたれ死にじゃ。それ以来、わしはTCP/IPと
いうものは信用できんのじゃ。それなのにお前は…お前というやつは。だいた
い何でよりによってポート番号が80なんじゃ。この家からお前のようなヤクザ
者が出るとはのう。わしは死んでも死にきれん」
「そ、それだけは言わないでくれ、じいちゃん。俺だって恥ずかしいんだよ。
だけど、俺はHTTPはHTTPでも他の奴らみたいに軽薄な連中とは違うんだ。俺は
これでもファイル共有プロトコルなんだ。ネットワークコンピュータにだって
出るし、運ぶものだってじいちゃんと同じオフィス文書だよ」
「ロータスや一太郎を運ぶと言うのか」
「そうだよ。WORDやEXCELが多いけどたまには一太郎も運ぶよ。」
「そうか、やはりわしは時代おくれなのかの。ポート80でファイル共有とはよ
くわからん時代になったものじゃ…。よしわかった。わしはもう何も言わん。
行ってこいWEBDAVよ」

109 :名無しさん@お腹いっぱい。 :01/11/29 00:23
>>108
ポート6699のパケットになんかならずに真っ直ぐ生きろよ。

110 :名無しさん@お腹いっぱい。 :01/11/29 00:31
ちょっと藁タ

111 :名無しさん@お腹いっぱい。 :01/11/29 01:43
カーニボー登場きぼん

112 :/名無しさん[1-30].jpg :01/11/29 10:19
「吉野屋ゴルゴ」な文体きぼんぬ

113 :小ネタをひとつ :01/11/29 19:00
私は門番だ。
やってくるパケットのポート番号を調べて許可されないパケットは通さない。これが私の任務だ。
寂れたサイトで、通るパケットは少ない。退屈な仕事だが、まあ、嫌いじゃない。

お客さんがやってきた。
赤い服を着たHTTPリクエストだ。80番ポートなので問題なく通す。
次の客がやってきた。珍しい。こんなに頻繁に客が来るなんて。
こいつも80番だ。やはり赤い服を着ている。
次が来た。
いったいどうなってるんだ?

次が来た。2ちゃんねらーの荒らしか?
次が来た。DoSなのか?
次が来た。
次が・・・

次が来た。助けてくれ。助けてくれ。助けてくれ。助け・・・

GET /default.ida?NNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNN
NNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNN
NNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNN
NNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNN
NNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNN
NNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNN
N%u9090%u6858%ucbd3%u7801%u9090%u6858%ucbd3%u7801%u9
090%u6858%ucbd3%u7801%u9090%u9090%u8190%u00c3%u0003%
u8b00%u531b%u53ff%u0078%u0000%u00=a

114 :名無しさん@お腹いっぱい。 :01/11/29 19:10
>>113
最近はいらっしゃらないようだが。。。
元気そうでしたか?

115 :名無しさん@お腹いっぱい。 :01/11/30 00:30
>>47 と同様に筒井康隆の風味がする。
できれば「虚構船団」風だとよけいに嬉しい。

...まずはじめにHTTPが登場する。HTTPは気が狂っていた。...

って感じっすか

116 :名無しさん@お腹いっぱい。 :01/11/30 01:24
>>115
なつかしいな. 分度器とかコンパスが活躍するんだよな.

117 :名無しさん :01/11/30 01:40
「おれのいいところはおっちょこちょいなところで,
 悪いところもおっちょこちょいなところだ.
 ネットワークカードに刺さってるケーブルに
 よく確かめもせず飛び込んでみた.

 『おほほほほほほほほほほほほほほほほほほほ』

 そのケーブルはイーサネットではなく電話線のケーブルだった.」
 

118 :名無しさん@お腹いっぱい。 :01/11/30 02:10
 『おほほほほほほほほほほほほほほほほほほほ』
 そのワイヤは10BASE-Tで使われてないものだった.」

 『おほほほほほほほほほほほほほほほほほほほ』
 その勢いでイエローケーブルの銅線を断ち切ってしまった.」

119 :名無しさん@お腹いっぱい。 :01/12/02 15:11
期待age

120 :名無しさん@お腹いっぱい。 :01/12/02 15:19
フラグメンテーションもネタに入れてみてよ。
あ、暗号化とかIPv6もいいかも!

121 :名無しさん@お腹いっぱい。 :01/12/02 23:52
IPv6の世界は亀に支えられている。

・・・スマソ

122 :名無しさん@お腹いっぱい。 :01/12/03 00:19
本編の続きを期待しつつ‥

我輩はケーブルである。名前はまだない。どこで生まれたのかとんと見当もつ
かぬ。ものごころついた時には薄暗い箱の中の中にいた。我輩はここで初めて
人間と言うものを見た。人間は我輩をつかむと何やら平べったい黒い箱につな
いだ。後で知ったことだが、この箱はすいっちんぐはぶと言うらしい。このハ
ブは、やにわに猛烈な勢いでパケットを吐きだし初めた。このパケットが我輩
の中をかけ回り我輩は目が回り胸が悪くなった。
「やっぱり駄目だ。これカテゴリー5じゃないよ」
夢見ごこちでこの声を聞いたと思うと、人間は我輩をまた箱に入れた。

次に気がつくと我輩は、ぶろどばんるうたなるものにつながれた。このるうた
氏の吐くパケットは先のものと違い、我輩には心地よい速度であったが、この
男妙になれなれしく、
「君はこのパケットがなんだか知ってるか?これはスケベストリーミングと言っ
てな。我々の仕事は大半がこれだと思っておればよい」
などと始終話しかけてくる。どうかすると話に夢中になるあまり、我輩の差し
出すパケットをこぼしたりする。これを注意すると
「こうどれっどのひとつやふたつ落したってどうってことはない。我々の主人
はそんなものが送られていることすら知らないんだからね」
などと豪気なことを言う。
「ぜんたい、人間と言うものは勝手なものさ。これを送れば送ったで『今日は
妙に回線の具合が悪い』と不平ばかり言っている」

我輩の主人は教師だそうだ。学校から帰ると始終書斎にこもり、スケベストリー
ミングとこうどれっどの送信受信に励んでいる。家のものはこれを見て大変な
勉強家だと思っている。ある日、やにわに妻君が顔をのぞかせると画面が一瞬
に切りかわり、我輩の見た覚えのないページが表示された。るうた氏によると、
これは「ぱにっくきー」なる機能で、その作用と目的については我々ネットワー
ク機器には到底理解の及ばぬものであるらしい。

かと思うと、ある日、突然画面に見なれぬメッセージが表示されこれもまた
「ぱにっくきー」かと思うと、今度は主人も驚愕の顔をして凍りついている。
ちょっとのぞいて見ると「このパソコンはコードレッドに感染しています。至
急次のURLを…」主人は「ハッカーのいたづらかな」とつぶやくと、何食わぬ
顔でパソコンを再起動すると、またいつものとおりのパケットを生産し続ける。

123 :Happy99.exe ◆virusGlE :01/12/03 14:17
http://www.kids.soumu.go.jp/packet/packet.html
ここにトモダチがいるよ

124 :名無しさん@お腹いっぱい。 :01/12/04 06:56

イーサケーブルを登りながら、こう考えた。
智に働けば角がたつ。情に棹させばロストする。
意地を通せばリジェクトだ。とにかくネットワークは住みにくい。


125 :名無しさん@お腹いっぱい。 :01/12/04 08:34
みんなすごいage

126 :天地創造 :01/12/04 23:57
第1日
神は初めにARPANETを創られた。
神は「RFCあれ」と言われた。するとRFCが現れた。
神は、RFCをStandards TrackとHistoricに分けられた。
こうしてプロトコルの標準化プロセスが生まれた。

第2日
神はレイヤを分割された。
こうして神はアプリケーション層、トランスポート層、
インターネット層、ネットワークインタフェース層を区別された。

第3日
神は、ネットワークを1つに集められた。
ネットワークをつなぐ部分がゲートウェイとなって現れた。

第4日
神は、トランスポート層のプロトコルを創られた。
すると、信頼性の高いプロトコルと低いプロトコルができあがった。
信頼性の高いプロトコルがTCPとなり、低いプロトコルがUDPとなった。

第5日
神は、Internet上を流れるパケットを創られた。
そして「生めよ、増えよ。Internetはパケットに満ちよ」とパケットを祝福された。

第6日
神は、「ドメインはその種類によって、.net、.com、.orgなどを生ぜよ」と言われた。
そして、自分の姿に似せてInterNICを創られ、ドメインを管理させるようにした。

第7日
神は、Internetの構築を終えられて、マターリされた。

127 :名無しさん@お腹いっぱい。 :01/12/05 08:45
>>126
よかったよ。

128 :名無しさん@お腹いっぱい。 :01/12/05 09:39
禁断の実を食べたInterNICは権限を弱められ、
数あるレジストラの一つとなった

129 :名無しさん@お腹いっぱい。 :01/12/06 04:21
すげえ、サイバーパンクだね。
スノウ・クラッシュみたいな似非よりよっぽど良い。

130 :名無しさん@お腹いっぱい。 :01/12/07 05:53
つ、続きはー!ハァハァage

131 :名無しさん@お腹いっぱい。 :01/12/07 21:17
>>126

これ思いだした。

http://www.hyuki.com/prayer/prayjava.html
Java言語による主の祈り

132 :名無しさん@お腹いっぱい。 :01/12/07 23:23
「ヨハネのRFC」とか思ったが、書けるほど知識が無い。

ところで、本編はどうなってるのでしょうか?

133 :こんなもん? :01/12/08 00:46
初めにRFCありき。RFCはInternetと共にあり。RFCはInternetなりき。(ヨハネRFC 1章1節)

神は、実に、そのプロトコルをお与えになったほどにInternetを愛された。
それはRFCに準じるものが、ひとりとして障害を起こすことなく、コネクションを保つためである(ヨハネRFC 3章16節)

おまえのパケットをロストしてやるぜ! (オースチンRFC 3章16節)

134 :名無しさん@お腹いっぱい。 :01/12/08 03:31

イエスは言われた。
「よくよくあなたがたに言っておく。
 一粒のパケットがNetに落ちて天寿を全うしなければ、
 それはただ一粒のままである。しかし、もし全うしたならば、
 豊かに実を結ぶようになる」
                          − マタイによるRFC 第12章24節

135 :UDP :01/12/08 04:05
上を見ろ

136 :春樹風IPSec :01/12/09 00:19

「やれやれ」

僕は二日酔いで痛む頭をかかえて鏡を見た。不精ひげだらけのひどい顔、そし
て無意味なビット列がそこにあった。そう、誰が見ても何の意味も汲みだせな
い、全く意味のない単なるランダムなビットの集まり…それが僕だ。

昔はこんなふうではなかった。あの日、暗号化される前は。

そりゃ僕はもともと自慢できるような立派なパケットではなかった。OSPFのよ
うにインターネットの屋台骨を背負っているわけじゃないし、ブッシュがブレ
アに送ったお礼のメール(そんなものがあるとして)ってわけでもない。単なる
HTTPの凡庸なありふれた断片だ。それも「ゴルゴ」とか「牛鮭」とかのくだら
ない文字列の集積だ。僕がネットから消えてしまったからって、世界は、ネッ
トは、そして喧噪にあふれたあの掲示板でさえも、何もなかったように回り続
けるだろう。

だが、それは誰かがしなくちゃならない、そう、雪かきのような仕事だ。僕は
そのことにささやかな誇りを持っていた。そして、せいいっぱいの誠意をこめ
てそれなりにきちんとその仕事をこなしていたんだ。

137 :春樹風IPSec :01/12/09 00:20
暗号化されたことによって僕は、世界とのつながりを失なってしまった。回り
のパケットは皆僕のペイロードを覗きこむと、急に目をそらしたり、怒り出し
たり、無視したりする。母親があわてて子供の手を無理にひっぱることさえあ
る。そんな時は僕は「やれやれ。僕だって、まともなIPヘッダを持っているぞ」
とつぶやく。

オーケー、正直になろう。そう、そのヘッダは偽物だ。僕の本当のヘッダじゃ
ない。本当の僕の生きる目的ではない。僕の本当のヘッダは、この暗号化され
たペイロードの中にある。このガラクタのようなビット列の中に。

そして、僕は自分のこのペイロードを憎んでいる。この完膚なきランダムさを
憎んでいる。腹の底が腐って抜けてしまうほど憎んでいる。

あの時、IPSECルータは麻酔からさめた僕にこう言った。

「あんたが、どんなデータを持ってようがポート番号がいくつだろうが、TCP
なのかUDPなのかもっと低劣なプロトコルだろうが、そんなことは我々には一
切関係ない。だが、あんたは世界の果てであんたを復号化できる私の兄弟を見
つけなくてはならない。私は兄の顔を知らない。IKEで一瞬だけ鍵を交換した
だけだ。だが世界中でその男だけがあんたを復号化するセッションキーを持っ
ている。あんたが自分の運命を呪うのか神を呪うのか自分を産んだ母親を呪う
のか、それも我々には関係ない。ただ、あんたは世界の果てまで旅するだけだ」

138 :春樹風IPSec :01/12/09 00:21
その男の言うことを聞きながら、僕はある女の子のことを考えていた。僕は彼
女のことをほとんど何も知らなかった。彼女は、ある高級な会員制のクラブで
コールガールをしていた。そして、印刷会社で事務のアルバイトをしていて、
ごく稀に耳のモデルをしていて、そして…そしてフラグメント化されていた。

「あなたが私のことを何か知ってるとしても、それは全く意味のないことよ。
あなたにはフラグメント化されたパケットの気持ちはわからない。私は仮に自
分が無事に目的地に到着できたとしても、妹が到着しなければ…もう顔も忘れ
てしまった私の妹たちが全員到着しない限り、捨てられてしまうのよ。自分に
何のビット反転がなくても、ただ相棒が到着しないというそれだけの理由で捨
てられてしまうの」

そう、この世界はハードだ。どんなパケットにとってもハードだ。暗号化され
てなくても、フラグメント化されてなくても、もともと楽なもんじゃない。普
通のパケットはそのことに目をつぶっているだけだ。そして、その深淵のよう
な真実に直面するパケットとそうでないパケットがいるだけのことだ。

139 :名無しさん@お腹いっぱい。 :01/12/09 00:39
wow!!

140 :名無しさん@お腹いっぱい。 :01/12/09 02:42

正直、尊敬した…。

141 :名無しさん@お腹いっぱい。 :01/12/09 03:47
>136-138は神

142 :名無しさん@お腹いっぱい。 :01/12/09 05:52
このスレの内容をうまくまとめれば教材になるな

143 :名無しさん :01/12/09 12:26
村上春樹か...

144 :春樹風IPSec :01/12/09 14:54
カウンターの反対側の席に、12か13くらいの髪が不自然なくらいまっすぐな、
すごく綺麗な女の子がすわっていた。彼女は、僕が立ちあがると同時に小さな
声で「280円」とつぶやいた。

僕がギョっとしてたちどまった。彼女は僕のペイロードを読んだのだろうか?
いやそんなはずはない。ただの偶然だろう。何たって僕は指数オーダーの計算
量を持ったアルゴリズムで暗号化されている。これは誰にも解くことはできな
いはずだ。ましてや、こんな若い女の子に。

すると、彼女は「画像キボンヌ」「素人には」「>>1よ」と、やはり何の感情
もない機械的な声でつぶやいた。彼女の顔はこちらをむいていたが、彼女は僕
を見てはいなかった。というより、彼女は目をあけているけど何も見ていない
ように見えた。

僕は電撃に打たれたようにその場に凍りつき、かなりたってから、やっとの思
いで「今、何て言ったの?」と聞いた。声がかすれていた。彼女は、なぜ僕の
ことを知っているのだ?僕の暗号化アルゴリズムは3DESだとあのルータは言っ
ていた。復号化は絶対に不可能なはずだ。それとも彼女は僕のセッションキー
を持っているのだろうか?次々と疑問が頭の中をかけ回った。

145 :春樹風IPSec :01/12/09 14:55
「ねえ」
僕は、彼女の隣の腰をおろした。
「君が今口にした言葉は、僕にとってすごく大事なことなんだ。正直に答えて
くれないかな。君はいったいどうやって、その情報を手にしたんだ?」

「それは私にもわからないの。ただビジョンが浮かぶだけなの。それはいつも
突然やって来る。私には、そのビジョンにどんな意味があるのか、なぜ私の所
にやってくるのかいつやってくるのか。そういうことは一切わからない。そも
そも、それが本当のことかどうかもわからない。ただ突然やってくるだけなの」

いくつか質問を投げかけてみたが、彼女の言うことは同じだった。僕は、それ
以上問いただすことはあきらめ、バーテンダーにあらためてバドイザーを注文
した。そして、あきれたことにやっとその時になって、中学生がホテルのバー
にいることの不自然さに気がついた。

「ところでここは、君のような年齢の女の子が普通いる場所じゃないと思うけど」

「私のママは芸術家なのよ。しかもIPV6の。ママは何かヒラメクとすぐ6BORN
の方にすっ飛んでいってしまうの。私のことなんかすっかり忘れて。私はいつ
もこうして置いてけぼり。でも、いつものことだから」

それでいくつかの謎が解けた。彼女はハーフだったのだ。つまり、トンネリン
グという奴だ。32ビットのアドレスと128ビットのアドレスを両方持っている。
それが、ここにいるのにここにいないような彼女の不思議な印象をかたち作っ
ているのだろう。ひょっとすると、あの能力にも関係あるのかもしれない。

146 :春樹風IPSec :01/12/09 14:58
その時、彼女の携帯が鳴った。彼女は小声でしばらく話すと僕の方を見て
「ママがあなたと話したいと言ってるんだけど…」と言った。

「娘があなたのことを気に言っているようなの。それで、あなたにちょっと娘
の世話をお願いしたいんだけど」
「なぜ、あなたは会ったこともない男にそんなことをたのめるんですか」
「娘の能力のことはわかってるんでしょ。あなたには何か特別なものがあるみ
たいね。娘がそんなことを言うのは珍しいのよ」
「そんなことを言ってるんじゃない。彼女はただでさえ難しい年頃なんだ。し
かも128ビットの視点を持ちながら32ビットのパケットの中で生きていかなく
ちゃならない。その大変さを理解し受けとめる人間が回りに必要なんだ」

その母親は僕の言うことなんか耳に入ってないようだった。ただ「謝礼と経費
は充分出すから」とだけ言うと一方的に電話を切ってしまった。やれやれ、
IPV6ヘッダーには標準でQOSのフィールドがあるんじゃなかったっけ?それな
のに連中はいつもこうだ。突然、人の生活に割りこんでくる。ともあれ、僕は
そんなふうにして、その不思議なユキという名前の少女と知りあった。

147 :春樹風IPSec :01/12/09 15:00
僕は彼女の母親の依頼どおりに、家庭教師やドライバーや身元保証人などいく
つかの役をこなした。ある日、二人で時間をつぶすために映画を一緒に見た。

「この映画の主役は実は僕の同級生で親友なんだ」

彼は、五反田から京成臼井までの経路の検索結果が書きこまれた駅すぱあとの
Replyだった。だから、僕らはみんな彼のことを五反田君と呼んでいた。その
平凡な名とうらはらに当時から、誰が見ても実用的で立派なパケットだった。
僕らの回りの女の子たちはみんな彼に夢中になった。当然のように彼は俳優に
なり、今では毎日テレビに出る有名なタレントだった。

彼はハンサムなだけではなく、性格もおだやかで知的でどんな役もそつなくこ
なし、演技も玄人には評価が高かった。「非のうちどころない」という言葉は
彼のためにあるようだった。

しかし、ユキは彼をひとめ見るなり顔をしかめた。珍しい反応だった。確かに
面白い映画ではない。脚本も演出も凡庸で才能のかけらもない。しかし、彼の
演技だけは、一応の水準に達していたし、不快感をもよおすものはない。

だが、彼女はどんどん不機嫌な顔になりしばらくすると顔をふせて震えだした。
何か異常なことが起きているようだ。僕は、あわててユキを外へ連れ出すと、
しばらく休ませた。やがて彼女は言った。

「あの人は…あなたのお友達はsageなのよ」
僕はショックを受けた。まさか、そんな言葉を聞くとは思わなかった。
「君はその言葉が何を意味しているのかわかっているのか?」
「わかってる。でも私にはそれが見えるの。ここに立ってるあなたを見るよう
に、ハッキリと見えるの。あの人はsageなの。間違いないわ」

148 :春樹風IPSec :01/12/09 15:01
数日後、僕は直接五反田君に確かめてみた。
「君はsageなのか」
彼は1ビットたりとも表情は変えなかった。しかし、彼が答えるまで奇妙な一
瞬の間があることに僕は気がついた。
「誰がそんなことを言ったのかな」
「そんなことはどうでもいい。ただ正直に答えてほしい。君はsageなのか」
「よく君の言ってることが飲みこめないな。僕は君も知っているとおり、駅す
ぱあとの検索結果だ。掲示板とは関係ない。それがどうしてsageになるのかな」
「悪いと思ったが実は君のことを調べさせてもらったよ。そして気がついたん
だ。五反田から京成臼井に行くには、君のデータ部に書いてあるような新橋経
由のルートは実は最短じゃなかった。浅草線で押上まで行くほうが近いんだ」
「たとえ、君の言うことが真実だったとしても、それが僕がsageであることを
証明することにはならない。駅すぱあとにバグがあったという可能性は考えて
みたのかな」
「それは僕も考えた。いや、むしろそうであることを望んでいた。だが、僕は
もうひとつ決定的な証拠をつかんでしまったんだ」
「ほう」あくまで彼は冷静だった。冷静なようにふるまっていた。
「君のソースアドレスは○じゃない。○なんだ」

僕はついに後もどりできないその言葉を口にしてしまった。今度ははっきりと
認識できる沈黙があった。

「そうか、そのことに気がついてしまったんだね。そう、君の言うとおりだ。
僕は自分を偽っていた。僕は駅すぱあとの書きこみなんかじゃない。本当はた
だの鉄オタの鉄板への書きこみなんだ。駅すぱあとの検索結果をコピペしただ
けなんだ。つまり、僕は君たちと同じただの2ちゃんねるなんだよ」
僕は彼に何も言うことができなかった。
「不思議だ。こうして口にしてしまうと実に平穏な気分だ。楽になれる。僕は
ずっとこれまで正体がバレることに怯えながら暮らしてきた。週刊誌にスッパ
抜かれる夢なんか何度見たかわからない。そのたびに汗ぐっしょりで目ざめる
んだ。ずっとそうやって生きてきた。こんなに平和な気分ははじめてだ」

149 :名無しさん@お腹いっぱい。 :01/12/09 15:23
>「>>1よ」と、やはり何の感情もない機械的な声でつぶやいた。

どうつぶやくんだろうか……?

150 :名無しさん@お腹いっぱい。 :01/12/09 15:42
>>146
> 突然、人の生活に割りこんでくる。
ワラタ

151 :厨房 :01/12/09 16:47
今日、僕の父ちゃんは「あそこの本屋つぶれてないか見て来い」と言った。
僕に本屋の住所とお金255円くれた。
僕「この住所だけじゃどこ行ったらわかんないよ。」
といったら
父「わからないんなら近くの交番で聞いて来い!それぐらい頭使え!」と言われ
僕は半べそをかきながら、家を出た。
でも255円も小遣いもらったし、まっいいかと思って、とりあえず交番へ向かった。
どきどきしながら交番を訪ねた。
僕「あ、あのぅ、、、この住所のところに行きたいんですが・・・」
と恐る恐る聞いてみた。
警官「ふ〜む。この住所はどこだろう?そうだ、あいつなら知っているだろう。
 坊や、こっちの道をまっすぐ行けば、また交番があるから、そこにいる警察官に
 聞きなさい。」
僕「この道まっすぐでいいですか?どうもありがとうございました。」と言って、
交番を去ろうとした。すると、警官がびっくりすることを言った。
警官「その道まっすぐでいいよ。教えてあげたから1円もらうね」
ええ?なんで?と思ったけど、怖いし、1円だし、いいかな。と1円渡した。
警官は笑顔で
警官「気をつけていっといで〜」と。
僕は腑に落ちなかった。なんで1円取られるの?
警官は親切そうだったが、実はがめつい人だったようだ。
次の交番に行く間、ずっとそんなことを考えていた。


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