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レス数が1000を超えています。残念ながら全部は表示しません。

IP パケット − はるかなる旅

1 :1 :01/11/10 15:20
おれの名は IP パケット。
生まれは東京都内のあるビルの中。

これから太平洋を越えて、某米国企業のメールサーバまで、
長い航海のはじまりだ。

196 :IeR ◆R.e180t. :01/12/14 01:27
僕の形ができかけてる。僕はたった今作られた。兄弟も幾人か居るらしい。
できあがったばかりの僕に、ご主人様から声がかかった。
「いいか、お前たちに運んで欲しいものがあるんだ。」
そういってご主人様から渡された荷物は何やらよくわからない、
スーツケースのようなものに入っていた。一人に一つずつ、大きさは
同じだけど重そうなのも軽いのもあった。
「これが、行き先のメモで、こちらがお前の出自証明書。
この二つは無くすんじゃないぞ。もし行き先がわからなかったら
そこに居る人にこれを見せてたずねろ。帰るときは同じように
出自証明書の方を見せるんだ。そうすれば迷うことはない。」
荷物と同じくらい大事そうにご主人さまは小さな紙片を僕達の手に乗せた。
ご主人様が何をしている人なのか、そんなことすら僕らは知らない。
でも、ご主人様は僕らを造り、僕らを必要としてくれる。だから僕らは
ご主人様のために動く。頂いたメモを握りしめて、我先にと道へ飛び出した。

飛び出したまではよかったけれど、生まれたばかりの僕らには、行き先が
どこにあって、どうやって行くのは見当もつかない。おまけに、僕ら同士は
喋ることもできない。相談しようにもみんな涙目になって紙きれをながめる
だけでちっともらちがあかない。みかねたご主人様が、あっちだ、と道を
指差した。とたんに皆の顔は晴れやかになる。
UTP Category 5と立て札のある通りを僕らはハシャギまわり、ふざけあい、
道に歩いてるたくさんの人の影に隠れ、後になり先になりしながら進んだ。
すると目の前に大きな壁が表われた。FireWallっていう大きな文字が
上の方にかけてある。もっと近づいてみると、壁には二つのドアがあって
片方に「外へ出る人はこちらにお並び下さい」と書いてあった。
すでにパラパラと人が並んでいる。僕らもその後ろにくっついた。

197 :IeR ◆R.e180t. :01/12/14 01:29
一人、また一人、と順々にドアの中に入っていき、とうとう僕の
番がやってきた。「次の方、入って下さい。」という声がする。
ドアを空けると、そこは小さな部屋になっていた。反対側の壁に
同じようなドアがある。左側に、受け付けがあって、ガラスの中に、
若いお姉さんが居た。さらにその向こう側は、丁度こちらと対称的な
作りになっている。きっと表で見た出口のための受け付けなんだろう。
僕はお姉さんの方に歩みよった。胸の名札に[natd]と書いてある。
「出自証明書を見せてくれる?」
そう言われて、僕はご主人様から貰った出自証明を差し出した。
「この出自証明書は私が預からせてもらうわ。代わりにこっちの
カードをあげる。」
お姉さんはそういって、僕の持って来た出自証明書を機械の中に
滑りこませ機械がそれと入れ代わりに吐いたカードを僕に差し出した。
「ちょっと待って、それは困るよ!その出自証明書はとっても
大切なんだ!ご主人さまのところに帰るのに、それが要るんだ。
返してよ!」
僕がちょっと語気を強めたのにも一向構わずに、お姉さんは僕をみて
ニコリと笑った。ドキッっとして僕の体が硬くなった。

その時、お姉さんの居る、小さな受けつけの小部屋を狭んで
反対側のドア、さっき外から見た出口の方のゲートの外に向いた
ドアが勢いよく開いた。体格のイイ男が一人、そこから駆けこんで
きて、お姉さんに向かってまくしたてた。
「坊やの相手してるとこスマねぇな、ちょっと急ぐんだ!ここに
俺の出自証明書がある。中で通用する奴に変えてくれねぇか。」
ふり向いたお姉さんは、
「お呼びする前に入られちゃ困るわ、何をそんなに急ぐの。」
と、眉を顰めはしたが、すぐに相手の出自証明書を、僕のにした
ように機械に入れ、出てきたカードを男に渡した。
「急いでこのカードを中に居るダンナに届けなくちゃいけなくてな。
インスタントメッセンジャー風情が、と馬鹿にはされるが早く相手の
返事が見てぇのが人情ってもんだろ?」
男はカードを握りしめ、一言言い残して出ていった。

198 :IeR ◆R.e180t. :01/12/14 01:30
「ごめんなさいね。」
そういって、お姉さんはまた僕の方に向いた。
「今のでだいたいわかった?君が持っている出自証明書は、この中で
しか通用しないの。『外』とは世界が違うのよ。」
「だから、僕の出自証明書をこのカードに変えたの?」
僕はさっき受けとったカードを眺めた。
「ええ、それがあれば、『外』に出てもココに変えってこれるわ。
その時に、ここでそのカードを見せて。そうすれば、あなたの元の
出自証明書を返してあげる。イイ男になって帰ってきてね。」
お姉さんはいたずらっぽく笑った。
「僕がイイ男になって帰ってくるまで、オバさんにならないでね。」
僕も笑い返した。お姉さんは一瞬驚いたような顔をしたけど、すぐに
笑顔に戻って言った。
「大丈夫よ、あなたの時間の流れと私の時間の流れは違うから。
だから、あなたが相当の時間をかけて帰って来ても、きっと私は、
今とほとんど変わらないわ。」
「えっ?」
どういうことだか僕にはよくわからなかった。
「パケットなんて儚いものだと言うことよ。
さ、次の人が待ってるだろうから。」
そう言われて、僕ははっと、後ろに並んでいた人達のことを思いだし、
お姉さんにちょっと手をふって、急いで外へ向かう扉を開けた。
眩いほどの光に思わず目がくらむ。
僕は不思議な感覚に包まれた。僕の体も光に融けていく……??

199 :名無しさん@お腹いっぱい。 :01/12/14 08:32
MPLS きぼーん

200 :_ :01/12/14 11:57
>>196-198
最高

201 :HTTP語会話 :01/12/14 21:29
クライアント
 GET /index.html HTTP/1.1
 User-Agent: foo
 Referer: http://1ch.tv
 (私はfooです。1chから来ました。index.htmlをもらえますか?)
サーバ
 HTTP/1.1 400 Bad Request
 (誰に向かって言ってるのかはっきりしろ。話はそれからだ)
クライアント
 GET /index.html HTTP/1.1
 Host: hogehoge.jp
 User-Agent: foo
 Referer: http://1ch.tv
 (私はfooです。1chから来ました。hogehoge.jpさん、index.htmlをもらえますか?)
サーバ
 HTTP/1.1 403 Forbidden
 (ハァ?1chなんかから来たやつにindex.htmlが渡せるかよ)
クライアント
 GET /index.html HTTP/1.1
 Host: hogehoge.jp
 User-Agent: foo
 Referer: http://hogehoge.jp
 (いまどきRefererでアクセス制限かよ、おめでてーな。じゃあhogehoge.jpから来たという事にしといてやるよ)
サーバ
 HTTP/1.1 200 OK
 (しょうがねーな、ほれ持ってけ。index.htmlだ)
クライアント
 GET /default.ida?
 NNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNN
 NNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNN
 NNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNNN
 NNNNNNNNNNNNNNNNNNNN%u9090%u6858%ucbd3%u7801%u9090%u6858%ucbd3%u7801
 %u9090%u6858%ucbd3%u7801%u9090%u9090%u8190%u00c3%u0003%u8b00%u531b
 %u53ff%u0078%u0000%u00=a HTTP/1.0
 (むかついた。これでも喰らえ)
サーバ
 HTTP/1.1 404 Not Found
 (Apacheなので効き目なし)

202 :名無しさん@お腹いっぱい。 :01/12/14 21:50
>>201
レイヤ違いだ
別スレでやれ

203 :bpf :01/12/14 22:53
snoopもの希望!

204 :名無しさん@お腹いっぱい。 :01/12/14 23:44
>>202
味のあるコメントだな

205 :名無しさん@お腹いっぱい。 :01/12/15 02:04
>>202がいいこと言った!

206 :名無しさん@お腹いっぱい。 :01/12/15 10:01
>>201
一発ゲイなら悪くないがもちっとヒネれ

207 :厨房ちゃん :01/12/15 12:22
>>89

「あたしのようなレイヤ2は自分の身の回りしか分からない
んだけど、もっと先は長いらしいよ。あんたはIPパケット、
レイヤ3だからもっと先まで行くんでしょ?」

>そして、女は先を指差した。その先には、まだ未知なる
>世界が広がっていた。

この後知りたい

208 :774 :01/12/15 12:32
私も書いてみたいのだが、元となるものがない
よくよく考えてみれば文学書なるものはほとんど読んでいない
工学書ばかりではこのような文章は書けない
また、ネットワークに熟知していないとこのような比喩ができない

生活を変えて工学書だけでなく小説などを読んでみたいと思った瞬間を作ったこのスレに
「感謝」

209 :名無しさん@お腹いっぱい。 :01/12/16 16:03
期待age

210 :208さんのつぶやきが妙に文学的だったので :01/12/16 17:01
私もマスカレードしてみたいのだが、元となるアドレスがない。
よくよく考えてみればプライベートアドレスなるものはほとんど使ってない
グローバルアドレスばかりではこのようなことは意味がない
また、空きポート番号に熟知してないとこのような変換ができない

設定を変えてフィルタリングだけでなくマスカレードなどしてみたいと思った瞬間を作ったこのレスに
「感謝」

211 :774 :01/12/16 17:16
うはははは…

あげ!

212 :sage :01/12/16 20:33
オレが昔、パケットだったころ、
弟はポケットで、妹はポシェットだった。
父ちゃんはロケットで、母ちゃんはパレットだった。
わかんねえだろなあ。

シャバダビドゥバ…

213 :774 :01/12/16 21:00
IPとは違うが…
田舎者の主張

「もっと光を!」
吐手

214 :名無しさん@お腹いっぱい。 :01/12/16 21:41
>>212
わっかんねぇだろなぁ。
のほうが(・∀・)イイと思われ。
懐しいsage

215 :漏れに関するスニファ :01/12/17 00:22
朝起きていつものようにwww.asahi.comを見たら、おれのことがトップページ
に出ていた。

「森下ツトムさんは、会社の同僚美川明子さんにメールを出しましたが、返事
は16日6:00現在到着していません。森下さんが美川さんにメールを出したのは
これで5回目ですが、返事をもらえたのは最初の1回だけです」

「ん。なんだ何だんだ」おれは眼を丸くした「なんだ。これはいったい、なんだ」
画面にはおれの顔写真が大きく写し出さされている。クリックすると

「美川さんが返事を出さない理由はまだ明らかにされてはおりません。ただ、
最初に森下さんが送ったメールはOutlookデフォルト設定のHTML+リッチテキス
トメールであり、このことがBSD使いの美川さんに不評であったためとの情報
もあります」
「森下さんはその後一念発起して、Linuxをインストールし、四苦八苦して
KMailを使って送信していますが、折角のX-Mailer: ヘッダーも効力を発揮し
てない模様です」

おれは、ただ呆然と、うつろな眼で画面を眺め続けていた。ハッカーだ。おれ
のマシンがハッキングされて嘘のページを表示しているにきまっている。そう
としか考えられないではないか。だいたいおれが美川明子にメールを出して、
いつものようにみごとに振られたことを報道して何になると言うのだ。ニュー
スバリューは何もない。

はははははは、と、おれは笑った。四畳半の部屋におれの笑い声が響いた。

216 :漏れに関するスニファ :01/12/17 00:24
通勤電車に乗り、運よくすわれた隣の席の男が見ているPDAにふと眼をやった。
yahooのニュースページを見ていた。そこにもちゃんとおれの記事が出ていた。
「あ」と、おれは小さく叫んだ。

PDAを持っていた男が俺の顔を見て、また画面に目を落し、おれの写真を見て
からまた顔をあげ、おれをじろじろ見つめた。おれはあわてて席を立った。

会社につくと、集まっていた7,8人の同僚が脇腹を小突きあい、おれを横目で
見てふたことみこと何かこそこそささやきあった。

パソコンを起動して、到着していたInternetWatchを見るとそこにもおれのこ
とが出ていた。

「森下ツトムさんは233だった----自作自演の疑い」

きのうおれは確かにあるスレッドに233のレスを書いた。それは「禿同」とだ
け書いた何のへんてつもない1行レスだ。誰の興味を引くようなものではない。
おれは、あわててあちこちのページを見まくった。「日経BizTech」も「ZDNet」
も「侍魂」も「裏ニュース」も「ちゆ12歳」もみんなおれのことをネタにし
ていた。

いわく「森下ツトムさんが会社で見ている板はこれ」
いわく「森下さんが最後にデフラグした日」
いわく「衝撃、森下さんはrxvtを起動したことがない--何のためのLinux?」
いわく「森下さんヤフオクで350円の靴下を見事落札!」

なんだんだ。これは何なんだ。ただのハッカーじゃないぞ。そうだ。陰謀だ。
陰謀に決まっている。

だが、おれにはこんなことをする奴の心あたりはなかった。誰のうらみも買っ
たことはない、とは言えないが、おれの回りにはネットのスキルが高い奴やマ
スコミをあやつれるような権力のある者は皆無だ。こんなことをする動機を持っ
た奴はないし、そもそもこんなことができる奴はいない。いや、こんなことは
誰にだって不可能だ。

謎が解けないので、念のため、2ちゃんねるを見てみた。だが、ラウンジにも
ニュー速板にもネットウォッチ板にもおれのスレはなかった。おれは少し安心
した。やっぱりなんだかんだ言ったって2ちゃんねるが一番信頼性が高いのだ。
本当に意味のあるニュースでなければ、どんなハッカーだろうが、どんなにマ
スコミに通じた人間だろうが、2ちゃんねるは動かせないのだ。

わははははは。ざまあみろ。陰謀の帳本人め。誰だかわからないそいつに向かっ
ておれは嘲笑をあびせた。おまえがどんな手段を使ったのか知らないが、結局
はこれは大失敗に終わるのだ。わははははは。

だが、ニュース議論板にひとつだけおれのスレッドがあった。「森下さんを村
上春樹風に語るスレーやれやれ」だが、そのスレッドもレスがたったの(3)だっ
た。笑いながら、そのスレッドを開くと、「板違い---それはこっちでやれ」
というレスがあった。そこをクリックしてみた。

そこは「森下ツトム板その5」だった。

217 :名無しさん@お腹いっぱい。 :01/12/17 01:21
激藁>「森下ツトム板その5」
筒井康隆ネタはいいな。

218 :名無しさん@お腹いっぱい。 :01/12/17 05:44
めっちゃ面白いが元ネタを知らない。
>>217
筒井康隆のって、みんなこんなかんじなの?
読みてー。
小説板でも逝ってみっか。

219 :115 :01/12/17 06:09


>>215-216
ウマイ!!
最後に...
おれはかぶりをふった。
...の一文を付け加えると筒井フリーク度アップ(藁

>>218
元ネタは「俺に関する噂」。かっなーり昔の作品です。

220 :名無しさん@お腹いっぱい。 :01/12/17 09:38
>>218
ツツイは面白いぞ。
ただ、長編はたまに変てこなのがあるから短篇集がおすすめ。
「俺に関する噂」なんかまさに最初に読むのにいいかも。
ハマると変な長編も面白くなってくる。

221 :名無しさん@お腹いっぱい。 :01/12/17 09:58
70年代ころは、「大学生に一番読まれてる作家」とかって
言われたらしいね。> 筒井康隆

222 :218 :01/12/17 10:19
>>220,221
卒論でクソ忙しいけど、我慢出来ないんで買ってきて読みます。
そんで頑張って漏れも作品書くぞ!

卒業出来なかったらひっそりと Lost します...

223 :774 :01/12/17 10:19
朝のバスガール

あ、ちがう
朝のガスパール

パソ通で小説のネタを集めている筒井さんはすごかった

224 :名無しさん@お腹いっぱい。 :01/12/17 10:48
そんなおいらは空きポート224番。

225 :>>220へんな長編ってこれとか? :01/12/17 12:00
コココココココココココココココココココココココココココココココココココ
コココココココココココココココココココココココココココココココココココ
コココココココココココココココココココココココココココココココココココ

226 :名無しさん@お腹いっぱい。 :01/12/17 12:05
222の母です。
みなさん、お願いですから、息子に変なもの読ませないで下さい。

227 :名無しさん@お腹いっぱい。 :01/12/17 22:06
>>215
IPパケットから離れてるけど、うまいなぁ。

228 :203 :01/12/17 23:32
>>216
イイ!

229 :名無しさん@お腹いっぱい。 :01/12/17 23:43
>>215-216 恐るべし!
たったふたつのレスで222の人生を狂わせてしまうとは…

230 :名無しさん@お腹いっぱい。 :01/12/18 00:49
つーか、本を読めるというのは日本語が理解できているでいいのか?
UNIXや通信技術見ているとつくづく日本語が理解できないと難しい
と、思う今日この頃皆さんいかがお過ごしでしょうか

231 :名無しさん@お腹いっぱい。 :01/12/18 03:02
>>219
「世にも奇妙な物語」のズンドコベロンチョの回
にも似てるけど、これの元ねたも同じなんですか?

232 :名盤さん :01/12/18 13:16
引っこ抜かれて〜、あなただけに〜ついて〜行く〜〜
今日も運ぶ〜、乗せる〜、ぶつかる〜、そして〜捨て〜られる〜〜

ほったかされて、また会って、投げられて
でも私た〜ち、あなたに従い尽く〜します〜〜

233 :774 :01/12/18 13:38
ピグミンですね!

234 :名無しさん@お腹いっぱい。 :01/12/18 15:42
つか、ピクミン!

235 :名無しさん@お腹いっぱい。 :01/12/18 16:01
>>233
ウルトラQかよ...

236 :名無しさん@お腹いっぱい。 :01/12/18 16:20
>>235
それはピグモンでは。

237 :名無しさん@お腹いっぱい。 :01/12/18 16:40
パケミンか?

238 :名無しさん@お腹いっぱい。 :01/12/18 16:45
pakemon もとい ポケモンだ!

239 :名無しさん@お腹いっぱい。 :01/12/18 17:02
よーし、父さん SYN パケミンたくさん飛ばしちゃうぞー!

240 :774 :01/12/18 17:43
漏れのバグまでネタかよ...

241 :名無しさん@お腹いっぱい。 :01/12/18 19:01
>>235
ガラモンはIEEE802.11実装ですか?

242 :名無しさん@お腹いっぱい。 :01/12/18 21:34
>>231
似てるか?
「世にも奇妙な物語」で、原作が「俺に関する噂」の回は、また別にあったが、
それと勘違いしてないか?

243 :名無しさん@お腹いっぱい。 :01/12/18 21:52
>>242
近藤芳正 (だっけ? 東京サンシャインボーイズ) がやったヤツかな。
筒井原作だったのか。

244 :名無しさん@お腹いっぱい。 :01/12/18 23:00
IANAや グローバルアドレスは尽きるとも
世にパケットの種は尽きまじ

245 :774 :01/12/18 23:10
聖書の内容なんか結構IPに当てはまるかな

246 :名無しさん@お腹いっぱい。 :01/12/18 23:16
>>245
>>126 で既出。

247 :名無しさん@お腹いっぱい。 :01/12/18 23:18
「世にも・・・」は結構筒井原作のがあるね。

248 :774 :01/12/18 23:50
お、おもしろすぎーーーーー

1からよもっと(イマゴロカヨ

249 :名無しさん@お腹いっぱい。 :01/12/20 12:21
めちゃくちゃ面白いな。

こういう話で面白いと思う俺はヲタですか?

250 :ななっさん :01/12/20 16:59
新作きぼーん
ってみんな忙しいのか・・・

251 :名無しさん@お腹いっぱい。 :01/12/20 17:14
君等、このスレ本当におもしろいのか?

252 :893 :01/12/20 22:16
おもしろいぞ

253 :名無しさん@お腹いっぱい。 :01/12/20 23:09
>>251
知識がないと理解できないだろーな

254 :  :01/12/21 01:56
ethernetフレームでは世界が狭過ぎる
TCPセグメントでは相手を限定しすぎてつまらない

物語には、IPパケットあたりが調度よいのだろうね

255 :  :01/12/21 01:57
ということで、今度はUDPマルチキャストなIPパケットと
ツツイというので如何だろうか

256 : :01/12/21 19:31
ツツイ無関係でいいっすよage
関係させてもいいですが。もちろん。

257 :名無しさん@お腹いっぱい。 :01/12/22 11:11
256getシパーイ

258 :よだかの星 :01/12/23 00:39
DNSは実にみにくいパケットです。

アラインメントはそろってないし、パケットサイズはぶざまにばらついていま
す。ほかのパケットは、もう、DNSの顔を見ただけでも、いやになってしまう
という具合でした。HTTPもPOP3もDNSにあうと、さもいやそうに、しんねりと
目をつぶりながらそっぽを向いて悪口をします。

「ヘン、又出てきたね。まあ、あのざまをごらん。あいつは、あんまりみにく
いから仲間もいないのさ。ぼくたちのように何かあっても再送してくれる人も
いないんだよ」

こんな調子です。おお、実はこれらのパケットもDNSがいないと何もできない
のです。DNSがサーバのアドレスを知らせてくれなければ、顔色をかえてぶる
ぶるふるえながら、行き先を見失ってしまうのです。なのに、DNSがUDPである
ことだけで、まっこうからいやなことを言うのです。

かと思うと、NTPなどはDNSが同じUDPの仲間であることをひじょうに気にかけ
て、いやがっていました。

「まだ、おまえはポート番号をかえないのか。ずいぶんおまえも恥知らずだな。
おまえとおれでは、よっぽど違うんだよ。たとえばおれは、ブロードキャスト
もマルチキャストもできる。おまえは、くもってうすぐらい日にこそこそとユ
ニキャストするだけだ。よおく比べてみるがいい」

「NTPさん。それはあんまり無理です。私のポートは私が勝手につけたのでは
ありません。神さまがRFCで決めてくださったのです」

「いいや、おれくらい立派なパケットなら、1023以下を使ってもよいが、おま
えのようなみにくいものは85327くらいでたくさんだ」

「NTPさん。それは2バイトに入りません。無理です」

「いいや、できる。そうしろ。あしたの朝までに/etc/servicesを全部書きか
えておくんだ」

259 :よだかの星 :01/12/23 00:40
DNSはじっと目をつぶって、考えました。

「一たい僕は、なぜこうみんなにいやがられるのだろう。僕がデータを運ばな
いからだろうか。それだって、僕はみんなの幸いのために、いっしょうけんめ
いIPアドレスを調べてあげたのに。ああつらいつらい。僕はもう、TTLを使い
つくして空の向こうに行ってしまおう」

DNSはにわかに飛びたちました。ルータをひとつ超えふたつ超え、あっという
まにファイアーウォールも超えてはるかに飛んでいきます。DNSは大声をあげ
て泣き出しました。なおもひらりと飛んであっというまにco.jpのネームサー
バの所へ飛んでいきました。

「co.jpドメインのBIND様。どうぞ私を受けいれてください」

「馬鹿を言うな。おまえなんか一体どんなものだい。たかが、toドメインじゃ
ないか。おまえのような者は知らないよ」

DNSはがっかりして、よろよろ落ちてそれから又、四へんルータを巡りました。

「jpドメインのBIND様。どうぞ私を受けいれてください」

「余計なことを考えるものではない。少し頭をひやして来なさい。UGなドメイ
ンなんか知らないよ」

DNSは、どこまでも、どこまでも、まっすぐにルートDNSサーバにむかって飛ん
でいきました。寒さにいきは白く凍りました。つくいきはふいごのようです。
DNSは、なみだぐんだ目をあげてもう一ぺん空を見ました。そうです。これが
DNSの最後でした。最後の瞬間、DNSはルートDNSサーバ様の声を聞いたような
気がしました。

「おお、かわいそうに、こんなになってしまって。私がtoドメインのサーバの
所まで連れていってあげよう」

それからしばらくたって、DNSははっきり、まなこをひらきました。そして、
自分のからだが、燐の火のような青い美しい光につつまれ、キャッシュとなっ
てDNSサーバの中にいるのを見ました。そして、DNSはいつまでもいつまでも
キャッシュとして、他のパケットの道しるべとなりました。その後に続く問合
せは、あのつらく長い旅路をたどることなく、すぐにアドレスを知ることがで
きるようになりました。

260 :名無しさん@お腹いっぱい。 :01/12/23 01:23
>>258-259
イイ!

261 :774 :01/12/23 01:32
いいですねぇ〜

ハリーパケッターって考えてみるかな(w

262 :名無しさん@お腹いっぱい。 :01/12/23 03:54
ハリーパケッターとNICの石

263 :走れケルベロス(1) :01/12/23 06:29
ケルベロスは激怒した。必ず、かの邪智暴虐の王を除かなければ
ならぬと決意した。ケルベロスにはトポロジーがわからぬ。
ケルベロスは、村の牧人である。RealAudio を吹き、Flash と遊んで
暮して来た。けれども邪悪に対しては、人一倍に敏感であった。

きょう未明ケルベロスは村を出発し、野を越え山越え、
十ホップはなれた此のウニクスのサーバにやって来た。
ケルベロスには父も、母も無い。女房も無い。
十六の、内気な SSTP と二人暮しだ。この妹は、村の或る律気な
NTP を、近々、花婿として迎える事になっていた。結婚式も間近かなのである。
ケルベロスは、それゆえ、花嫁の衣裳やら祝宴の御馳走やらを買いに、
はるばるサーバにやって来たのだ。先ず、その品々を買い集め、
それからハブの大路をぶらぶら歩いた。

264 :走れケルベロス(2) :01/12/23 06:30
ケルベロスには竹馬の友があった。セキュアシウスである。
今は此のウニクスのサーバで、sshdをしている。
その友を、これから訪ねてみるつもりなのだ。久しく逢わなかったのだから、
訪ねて行くのが楽しみである。歩いているうちにケルベロスは、
サーバの様子を怪しく思った。ひっそりしている。
もう既に日も落ちて、人の少ないのは当りまえだが、けれども、
なんだか、夜のせいばかりでは無く、サーバ全体が、やけに寂しい。
のんきなケルベロスも、だんだん不安になって来た。

路で逢った若い衆をつかまえて、何かあったのか、
二日まえに此のサーバに来たときは、夜でも皆がログインしていて、
まちは賑やかであった筈だが、と質問した。若い衆は、
首を振って答えなかった。しばらく歩いて老爺の GOPHER に逢い、
こんどはもっと、語勢を強くして質問した。
GOPHER は答えなかった。ケルベロスは両手で GOPHER のからだを
ゆすぶって質問を重ねた。GOPHER は、あたりをはばかる低声で、
わずか答えた。

265 :走れケルベロス(3) :01/12/23 06:31
「王様は、デーモンを殺します。」
「なぜ殺すのだ。」
「悪心を抱いている、というのですが、誰もそんな、悪心を持っては居りませぬ。」
「たくさんのデーモンを殺したのか。」
「はい、はじめは bind さまを。それから、ご自身の telnetd を。
それから、ftpd さまを。それから、ftpd の御子さま (tftpd) を。
それから、httpd さまを。それから、賢臣の qmail 様を。」

「おどろいた。管理者は乱心か。」
「いいえ、乱心ではございませぬ。デーモンを、
信ずる事が出来ぬ、というのです。このごろは、nfsd の心をも、
お疑いになり、少しく派手なトラフィックを占有している者には、
ポートをひとつずつ差し出すことを命じて居ります。
御命令を拒めば SIGTERM を送られて、殺されます。
きょうは、六人殺されました。」

266 :走れケルベロス(5) :01/12/23 06:34
「言うな!」とケルベロスは、いきり立って反駁した。
「人の心を疑うのは、最も恥ずべき悪徳だ。王は、
ユーザの忠誠をさえ疑って居られる。」
「疑うのが、正当の心構えなのだと、わしに教えてくれたのは、
おまえたちだ。シリアル番号は、あてにならない。
ユーザは、もともと私慾のかたまりさ。信じては、ならぬ。」

暴君は落着いて呟き、ほっと溜息をついた。
「わしだって、平和を望んでいるのだが。」
「なんの為の平和だ。自分のシェアを守る為か。」
こんどはケルベロスが嘲笑した。
「罪の無いデーモンを殺して、何が平和だ。」
「だまれ、下賤の者。」ゲイツは、さっと顔を挙げて報いた。
「口では、どんな清らかな事でも言える。わしには、
人の腹綿の奥底が見え透いてならぬ。おまえだって、
いまに XP の御用になってから、泣いて詫びたって聞かぬぞ。」

267 :順番まちがえた-走れケルベロス(4) :01/12/23 06:35
聞いて、ケルベロスは激怒した。「呆れた管理者だ。生かして置けぬ。」
ケルベロスは、単純な男であった。買い物を、背負ったままで、
のそのそ王城にはいって行った。たちまち彼は、巡邏のファイヤーウォールに
捕縛された。調べられて、ケルベロスの懐中からは Badtrans が出て来たので、
騒ぎが大きくなってしまった。ケルベロスは、管理者の前に引き出された。

「この Badtrans で何をするつもりであったか。言え!」
暴君ゲイツは静かに、けれども威厳を以て問いつめた。
その王の顔は蒼白で、眉間の眼鏡は、磨いたように光っていた。
「ウニクスを暴君の手から救うのだ。」とケルベロスは悪びれずに答えた。
「おまえがか?」ゲイツは、憫笑した。
「仕方の無いやつじゃ。おまえには、顧客の要求がわからぬ。」

268 :名無しさん@お腹いっぱい。 :01/12/23 06:37
ごめーん。コピペの順番まちがえた。鬱だ氏のう
>>263 >>264 >>265 >>267 >>266 の順に読んでください。

ちなみに続きはない予定。
(なぜならこの物語だと王が最後に改心しなきゃいけないから)

269 :名無しさん@お腹いっぱい。 :01/12/23 08:21
>>258-259
感動すた!

270 :名無しさん@お腹いっぱい。 :01/12/23 08:43
>十六の、内気な SSTP と二人暮しだ。
warata

271 :名無しさん@お腹いっぱい。 :01/12/23 09:29
sstpなんかと結婚しちゃダメだー(w > NTP

272 :774 :01/12/23 11:34
腹いてぇ〜ケタケタケタ

273 :名無しさん@お腹いっぱい。 :01/12/23 14:32
やべ〜 一段落からいきなり笑っちゃったよ!
>>263 はこのスレの歴史に残る書き込みだ。

274 :名無しさん@お腹いっぱい。 :01/12/23 14:54
こういうツアーって参加してみたいね。

http://www.hokuoh-hs.oyama.tochigi.jp/Japanese/traceroute/

275 :名無しさん@お腹いっぱい。 :01/12/23 15:12
このスレ読むとあいつらの書いてたものがいかに凄かったのかってことを再認識させられるね。

276 :名無しさん@お腹いっぱい。 :01/12/23 16:18
おれは吉野屋の作者を密かに尊敬してるぞ。

277 :名無しさん@お腹いっぱい。 :01/12/23 16:39
>>274
いい先生だなぁ。

278 :名無しさん@お腹いっぱい。 :01/12/23 16:50
RIPがたくさんの若いルータたちを集めて言った。
「退屈なルーティングをしよう」
ルータたちが機械的に繰り返す。
「退屈なルーティングをしよう」

「ルーティングにポリシーはいらない」
「ルーティングにポリシーはいらない」
「人と同じテーブルを使おう」
「人と同じテーブルを使おう」
「メトリックの計算はいらない」
「メトリックの計算はいらない」

そこへ、突然OSPFがバイクで乱入してきた。
驚くルータたちに彼が叫ぶ!
「みんな嘘だ聞くんじゃない! 自分でコストを計算するんだ!」

279 :名無しさん@お腹いっぱい。 :01/12/23 17:40
>>278
ふかわりょう?

280 :旅の終着点はNTだった :01/12/23 18:57
これ、笑いが止まらない。
http://pc.2ch.net/test/read.cgi/sec/999831843/36

281 :名無しさん@お腹いっぱい。 :01/12/23 19:04
>>280
アヒャヒャヒャヒャ
(・∀・)イイ

282 :名無しさん@お腹いっぱい。 :01/12/23 21:51
>>278
ナイキのCMでしょ?
シスコとかパクッてCM作ったらいいのにね。
シスコだったらOSPFじゃなくてISIS?

283 :_ :01/12/24 03:28
ハリーパケッターとNICの石 か、タイトルだけで笑えるよ
つーか映画化きぼーん(w

あのボールが導くのか?!
あのフクロウがRootDNSか?
とにかくコリジョンバソバソなネットなような気がする

284 :名無しさん@お腹いっぱい。 :01/12/24 03:55
>>283
個人的には、Load of The Ping を押したいが...
日本でも同時公開してほしかった...

285 :君が望む永遠 :01/12/24 05:30
 遙が胸のあたりで手をかざした。
 オレもそれにならう。

 すると遙は自分のSYNをオレはSYNとACKを合わせて、そして初期シーケンス番号を絡め合った。

「ハブやルーターにLEDが瞬くように 溶けたこころは離れない 例えケーブルが離れても 2台がそれを忘れぬ限り」

「……え?」

「一度確立されたコネクションは、ACTLEDが瞬くのと同じぐらい当然に離れる事は無い……」

「オレたちがそのことを忘れてしまわない限り?」

「うん。私はそのことを忘れない。
だから、孝之君、順番なんか気にすること……ないの」

「遙……」

 俺は絡めた初期シーケンス番号に1を足して、ACKビットを勃てた。

 そしてそのまま

……パケットを送った。

286 :_ :01/12/24 23:33
官能小説もいいですねぇ(w
なんか漏れそうだ(wwwww

287 :名無しさん@お腹いっぱい。 :01/12/25 01:00
>>285
もとネタが分からん。
だれか教えてくれ。

288 :名無しさん@お腹いっぱい。 :01/12/25 01:28
>>287
ほれ。
http://www.gld.mmtr.or.jp/~youh/oo/ww.htm

289 :名無しさん@お腹いっぱい。 :01/12/25 12:08
pingやtracertや、、なんか凄くわかりやすいです。
自分ではとても書けないのが悔しいのですが、、これからも期待してます。

必ずひとつくらいはネタを書きたい。

素晴らしきスレ。

290 :名無しさん@お腹いっぱい。 :01/12/26 11:57
>>287
http://www.age-soft.co.jp/Product/Kimibo/index.htm

291 :名無しさん@お腹いっぱい。 :01/12/26 12:33
無機質でモノトーンな感じがすごくいい.
名スレ.
本編の続ききぼーん.

292 :名無しさん@お腹いっぱい。 :01/12/26 14:45
>>285
おまえのおかげで、今日tcpdump見てたら勃起しちゃったYo!

293 :名無しさん :01/12/27 09:46
>>292
(・∀・)ヘンタイイ!!

294 :名無しさん@お腹いっぱい。 :01/12/28 13:51
トンネルを抜けると雪国だった。

295 :774 :01/12/28 15:35
トンネルを抜けるとそこは大手町だった。


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